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花粉症薬

花粉症薬のQ&A

◆花粉症の薬って?

Q:花粉症の薬をもらってきましたが、去年と違う薬のようです。
そもそも花粉症の薬の種類って、どのようなものが
あるのですか?

A:そうですね。

花粉症の症状の強さや、眠くなりやすいかどうか。
また、一日に飲む回数などが、医師が薬を選ぶポイントに
なります。

今回は、「鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会」が
作ったガイドラインをもとに、薬の種類などをご紹介します。

◆花粉症の薬の種類は?

少し専門的になりますが、花粉症の症状が主に鼻の場合は、
医師は次のような薬の選び方で処方をしています
(ガイドラインより)。

●軽症の場合

以下の、いずれかひとつを使います。

1.抗ヒスタミン薬(第二世代)

アレルギー反応で出てくる生体物質「ヒスタミン」の作用を
抑えることでアレルギー症状(鼻水やくしゃみなど)を
抑える薬です。

2.ケミカルメディエーター遊離抑制薬

ケミカルメディエーター(化学伝達物質)とは聞きなれない
言葉だと思いますが、アレルギーの物質が体内に入ると、

「アレルギー物質が入った!」と信号を伝える細胞(肥満細胞)がいます。

その細胞は、ケミカルメディエーターという物質を生体内に
放出することで、信号を出しています。

生体反応として重要な機能ですが、この反応が過剰ですと、
アレルギー症状となってしまうのです。

この薬は、細胞(肥満細胞)が信号を出すのを抑えることで、
過剰な生体反応を抑え、アレルギー症状を抑えてくれます。
 
※ケミカルメディエーターは、ヒスタミン、ロイコトリエン
などです。

●中等症の場合

≪くしゃみ・鼻水の場合≫

以下のいずれかひとつ、必要に応じて1、または2に3を
併用します。

1.ヒスタミン薬(第二世代)

2.ケミカルメディエーター遊離抑制剤

3.局所ステロイド薬

ステロイドの薬は、花粉症の症状全般に効果があります。

ただ、長い期間のみ続けたり、他の病気でステロイドを
使っている場合は副作用が強く出ることがありますので、
医師の指示に従いましょう。


≪鼻づまりの場合≫

以下のいずれかひとつ、必要に応じて1、または2に3を併用します。

1.抗アレルギー薬(抗ロイコトリエン薬)

 ロイコトリエンというアレルギーの伝達物質の働きを
抑える薬です。

2.抗アレルギー薬(抗トロンボキサンA2薬)

 トロンボキサンA2というアレルギーの伝達物質の働きを
抑える薬です。

3.局所ステロイド薬

※上記の1、2は、頑固な鼻づまりに効果がありますが、
効果が出るまで2〜3週間ぐらいかかります。

この薬は、花粉症のシーズン前にアレルギー症状が
強くならない目的で処方されることもあります。

●重症の場合

≪くしゃみ・鼻水≫
以下の2つを併用します。

1.局所ステロイド薬

2.ヒスタミン薬(第二世代)


≪鼻づまり≫
以下を併用します。

1.局所ステロイド薬

2.抗アレルギー薬
(抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサンチンA2薬)


by「ALL About」

「薬について」ガイド:三上 彰貴子

MBA、医業経営コンサルタント(協会認定)。外資系製薬会社で営業(MR)の経験を経て、慶應義塾大学にてMBAを取得。現在、製薬会社向け等のコンサルティング業と東京大学大学院薬学系研究科研究生として在籍。

花粉症薬

花粉症薬のQ&A

◆鼻炎の薬、点鼻薬について

Q:花粉症の症状は、毎年あまりひどくはないのですが、
鼻水や鼻がつまった時に、市販の鼻炎薬を買います。

鼻の中に“シュッ”っと吹きかける点鼻薬というものですが、
ずっと使い続けているので、心配です。

何か注意はありますでしょうか?


A:はい。お答えしますね。

点鼻薬は、鼻の中に直接吹きかけますので、眠気などの
副作用は、全身の血中をめぐる飲み薬より軽減されます。

しかし、やはり敏感な人や、体調によっては、眠気が
現れることがありますので、注意を要する仕事をなさる
場合は、気をつけてください。

また、長期間、一日に何度も使ってしまうと、副鼻腔炎を
起こすこともありますので、数週間使っても特に効果が

見られない、またはひどくなったように感じたら、
医療機関を受診してください。

長期間、鼻づまりが続く場合は、花粉症による
アレルギー反応ではないことが考えられます。

一度、専門の医師に相談してみてください。

◆花粉症について

花粉などアレルギーのもととなる物質が体内に入り込むと、
免疫機能がはたらき、白血球の一つである肥満細胞から
ヒスタミン、ロイコトリエンが放出されます。

このヒスタミンやロイコトリエンがアレルギー(炎症)反応を
引き起こし、それにより、かゆみや粘膜の充血、鼻水などの
症状が出ます。

◆点鼻薬について

現在、市販されている主な点鼻薬には、次のようなものが
あります。

■抗ヒスタミン薬

放出されたヒスタミンが、血管や細胞にくっついてアレルギー反応をおこしますが、そのヒスタミンがくっつくところを妨害して、アレルギーを起こさないようにします。

成分:マレイン酸クロルフェニラミン

上記は、市販されているほとんどの点鼻薬に含まれています

■血管収縮剤(交感神経興奮薬)

鼻の粘膜の炎症を改善して、鼻づまりを緩和します。

成分:塩酸ナファゾリン、硝酸テトラヒドゾリン、
   塩酸テトリゾリン、塩酸フェニレフリン など

上記のいずれか一つが、市販されているほとんどの点鼻薬に
含まれています。

■殺菌消毒剤

鼻の中の細菌を取り除いたり、感染を防ぎます。

成分:塩酸ベンゼトニウム、塩酸ベンザルコニウム

上記の成分は、効能効果に「アレルギー性鼻炎」以外に
「副鼻腔炎」と記載されている商品に入っています。

■局所麻酔剤

痛みやかゆみを鎮めるために入っています。

成分:塩酸リドカイン、リドカイン

上記の成分は、商品によって含まれている場合があります。

■抗炎症薬

炎症を抑えたり、アレルギー反応を抑えるはたらきがあります。

成分:グリチルリチン酸ジカリウム

上記の成分は、商品によって含まれている場合があります。

成分に関する詳細は、市販されている点鼻薬の成分表、
または薬剤師にご相談ください。


次のページでは、点鼻薬の注意点についてご紹介します。続きを読む

花粉症薬

花粉症薬についてのQ&A

◆薬でのどが渇くの?

Q:花粉症の薬を飲み始めてからか、のどが渇くような気がします。鼻がつまって、口で息をするからなのでしょうか。
何か対策はありますか?

A:はい。お答えします。口で呼吸をすると、口腔内が渇く
ことがありますので、まずはマスクをつけることを
お勧めします。

ただ、花粉症の薬の中には、副作用でのどの渇きが出るものが
あります。
これは個人差があり、渇きを感じる方と感じない方がいます。

また、薬を続けているうちに、落ち着いてくる場合もあります。

あまりにものどの渇きが強く、辛い場合は、医師に相談して
ください。
病状によっては、薬を変更できる場合があります。

また、異常なのどの渇きには、薬の副作用以外の病気の
可能性も考えられます。おかしいなと思ったら、すぐに
医療機関にかかるようにしてくださいね。


◆薬の副作用の「のどの渇き」について

花粉症の薬には、アレルギー反応を示すヒスタミンを
抑える「抗ヒスタミンの成分(抗ヒスタミン薬)」が
入っています。

この抗ヒスタミン薬には、色々な種類(成分)がありますが、
薬によっては、のどの渇きの副作用が出やすいものや、
強く出るものがあります。

少し専門的になりますが、のどの渇きは、「抗コリン作用」を
もつ薬(成分)にみられます。

アレルギーの薬である「抗ヒスタミン薬」の種類の中には、
ヒスタミンの作用を抑制するだけではなく、
「抗コリン作用」を示すものがあります。

また、この「抗コリン作用」の強さは、薬の種類によって、
異なります。

また、「抗コリン作用」は、唾液の分泌を少なくするという
作用があります。
そのため、のどの渇きを感じるのです。


◆抗コリン作用について

ここで、さらに専門的になってしまいますが、
「抗コリン作用」について、少しご説明します。

コリンは、副交感神経(寝たり、安静にしているときに
優位になる自律神経系)が優位になっているときに、
出ている生体物質です。

このコリンを抑制するはたらきを「抗コリン作用」といいます。

コリンを抑制する、すなわち、副交感神経を抑制するという
ことになりますので、交感神経が優位になります。

交感神経と副交感神経の違いは、前者は、興奮しているとき、
後者は安静なときに、優位になる自律神経です。

それぞれのはたらきは、その時に起こる生体反応を考えて
いただければ分かりやすいです。

交感神経が優位になると、興奮や緊張しているとき
(昔の人の狩に行くときの生体反応を思い浮かべると

いいようです)は、血管は収縮し、血圧や心拍数が上がり、
散憧、毛が逆立つ、気管支が拡張するなどの生体反応を
示します。

一方、副交感神経が優位である安静のとき
(狩が終わったときや獲物を食べたときの生体反応を

思い浮かべてみてください)、血管は拡張し、血圧や
心拍数が下がったり、縮憧、消化管が動き出したり、
唾液の分泌が活発になったりという、生体反応を示します。

抗ヒスタミン薬の中には、抗コリン作用を有するものもあり
副交感神経を抑制するので、唾液の分泌量が減り、のどの

渇きを感じるという生体反応が現れ、副作用
(主作用ではない)となるのです。
by「ALL About」

「薬について」ガイド:三上 彰貴子

MBA、医業経営コンサルタント(協会認定)。外資系製薬会社で営業(MR)の経験を経て、慶應義塾大学にてMBAを取得。現在、製薬会社向け等のコンサルティング業と東京大学大学院薬学系研究科研究生として在籍。

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